「販促は1日にしてならず」
美容業界に新しい風を吹かせる!
それがブルーオーシャンオフィス!
本日ご紹介する美容室は、群馬県富岡市にある美容室A様。
オーナーのOさんは、約一年前の2018年の7月8月10月の3回セミナーにお越しいただきました。
あれから1年が経過、スタッフ数は変わらずのまま、毎月120%連続で成長されています。
他の方とちょっと様子が異なるのは、すっごく気合いを入れて、あれもこれも全部やっている!というわけでは、全然ないということ・・。笑
ゆるっと、でも着実に!
実行すべきタイミングが来る2ヶ月ぐらい前からは準備を行い、無理ないペースでコツコツと販促活動を続けている姿は、見習うべきものがあります。
「プライベートはずぼらだけど、仕事はマジメなんですよ。笑」
とおどけて見せるチャーミングなOオーナーに、詳しくお話を伺ってきました。
わー、お店が綺麗で入る前からワクワクする!
Oさん!この度は順調に売上アップされていておめでとうございます!
まず、Oさんが美容師になろうと思ったきっかけを教えてください。
あ、僕 初めは美容師じゃなくて床屋スタートなんですよ。
この職を選んだのは、幼い頃の思い出がきっかけです。
僕が小学校から通っていた床屋さんがあるんですけど、友人の親がやっているお店だったんです。
予約制ではなかったんですけど、いつもお店に行くと、
「上に行って息子とファミコンでもやって遊んでなー。順番になったら呼んであげるよー!」
と友人のお父さんに言われ、順番が来たら呼んでくれました。
そんな懐かしい記憶と、そのお父さんがいつも楽しそうに仕事をしていた記憶がずっと自分の中にあって、面白そうな仕事だな〜と思って、この職を選びました。
僕の両親は二人とも公務員で、めちゃくちゃ堅い性格なので笑、自分が理容師になりたいと言ったら反対されるかな・・と思いきや、むしろ勧めてくれました。
そんなこんなで、高校を卒業と同時に、都内の専門学校に通いました。
素敵なご両親ですね!
都内の専門学校出だと、その後の就職も都内ですか?
はい、専門学校で理容の資格をとった後は、地元には戻らず、都内のユニセックスサロンに就職しました。
その後、千葉県柏市のサロンに勤めたのですが、その美容室の技術がいいなぁと思って、働きながら通信で美容師の資格も取りました。
ちょうど、キムタクが主演のビューティフルライフが流行った頃ですね笑
あの時は、「もう美容師じゃなきゃダメだ」と思いました、これはヤバイと笑
だって、その当時ぐらいから男性も美容室に通うことが一般的になり始めていたじゃないですか。
そうすると、男性も女性も、どっちも美容室じゃん!って。
世の中的にも、床屋さんだけをやっていくのは売り上げも厳しいのかな…と感じ、理容師免許に加え、美容師免許も取得しました。
懐かしいですね!当時流行りましたよね。
独立したきっかけは何だったんですか?やはり地元の群馬でお店を出そうと思っていたのでしょうか?
いえ、柏の美容室で良くしてもらっていたので、そこで働こうと思っていましたし、今の妻とも柏時代に出会ったので、そこでオーナーの右腕として働こうかなと思っていました。
その矢先、僕が病気になっちゃったんです。
実は僕、今まで結構 病気をしてまして、病気のために地元富岡のでっかい病院にお世話になっていたんです。
20歳から28歳くらいまでの間で、4回くらい手術のために地元に戻ってきていました。
入院生活に戻る度、心が折れました。
最後の入院では、3ヶ月間ほど病院生活が続きました。
その時、親からは、美容師ではなく工場で働いてはどうか?とも提案されました。
でも、退院して体が良くなった時に、工場で働いて流れ作業をしていたり、スーツを着たりしている自分が、全くイメージできなかったんです。
なので、退院後は体的にも大丈夫そうな、小さくてラク〜に出来そうなお店を、地元の群馬で探して就職しようと考えました。
では、その時も自分のお店ではなく、就職先を探していたんですね。
そうです。
専門学校に行って求人を見たり、ハローワークに行ったりとか、何件もお店を探して、就職先を探しました。
そこで、再就職したお店が、店販教育がものすごいお店だったんです。
年末店販1,000万円以上売っちゃうようなお店です笑
それはすごいですね。
その頃、その教育体制に関してはどう感じていたのですか?
実際、そこで強化していた商品自体は、今まで色んなサロンで扱ってきた商品と比べてみてもダントツに良いし、なるほど!と思いました。
でも、本音としては、
「このお店利益出てないだろうな…」
と感じていました。
なぜなら、スタッフに全然還元されなかったからです。
こんなにみんなで頑張って年末に1,200万円売ったのに、1個も還元されないんですよ。
そういうシステムだったんです、当時僕のいたお店は。
こんなに売り上げてるけど、65%で仕入れてるからこれしか残らないなっ…て、計算も簡単に出来ちゃいますしね。
でも、当時僕は店長をやらせていただいていたので、下の子をまとめなければいけない立場でした。
「みんな頑張ろうね」みたいなことを言って励ましていましたが、、
正直、嫌でしたね。。笑
頑張っても還元されないのは辛いですね・・。
その辺が理由で、独立を決めたんですか?
はい、そのお店にはもういたくなかったので、自分でやろうと思いました。
店販を売らなきゃいけない理由を、下の子たちに説明するのがとにかく大変で…。
自分自身が納得できていないかったので、説明するたびに苦痛を感じていました。
店長という立場上、下の子たちにはオーナーの代弁をしなきゃいけないのですが、
「君たちの言い分はすごく分かるよ…!」
って、ずっと思ってました。
オーナーの前では「はいっ!」って言ってましたけど笑
心の中では、この店販教育に関して「くだらない」「何の意味があるの?」と思ってました。
そんな矢先、「あなたはどうせいつか独立するんだから、ちゃんと次のお店のことを考えていなさいね。」とオーナーからも言われたんです。
それで、「お店出さなきゃダメなのか??」という気持ちが本格的に芽生え、そこから色々と準備に移っていきました。
昔から構想を温めてきた後の独立ではなかったんですね。
そうすると、準備は大変でしたね?
大変でした。
初めてやることだらけで、本当に何もわかりませんでした。
生まれてはじめて手帳も買いましたよ笑
その1年間は手帳に予定がビッシリでした。
家に帰ると子供がいるので、仕事が終わってからはファミレスなどに通って、深夜まで色々考えたり準備したりしていました。
オープンはいつ頃でしたか?
メンバーは何人くらいでスタートしたのでしょう?
オープンは2013年ですね。
メンバーは、今のメンバーでスタートしました。
7年間ずっと今の3人で変わらずやっています。
え!メンバー変わってないんですか!?それはすごい!
お店の滑り出しは順調でしたか?
自分の中では、苦労した感覚ってまったくないんですよ。
それが順調なのか?と言われると、ちょっとよくわからないんですけど・・笑
オープンの時はチラシなどはいっさい撒かず、タウン誌みたいのだけ出しました。独立前のお客様も来てくださいました。
オープンから5年経過した頃も、年々少しずつ売り上げが上がっていたので、この売り上げで満足、というわけではなかったけれど、困るというほどじゃないからまぁいいか、みたいな感じでした。
でも、心の中でずっとこれじゃダメだなとは思っていました。
なんか変わらなきゃな、と。
困っていないのにどうして変わらなきゃと?
どんな時に変わりたいと感じたのでしょうか?
お店が心配とかそういう気持ちではなくて、まだ余裕があるというか、まだまだ自分には出来るという気持ちがありました。
でも、ちょっとずつ上がってるし、まぁいっかな、みたいな笑
その頃は何か取り組んだりしてみたのですか?
いや、ぜんぜん笑
空き時間にゲームしてました笑
誰かが教えてくれる環境とかもなかったので、どうしたらいいのか自体がわかりませんでした。
ブルー会員の人たちとか、オーナーさんが右腕のスタッフと一緒に参加しているじゃないですか。
そういう姿を間近で見て、本当にいつも羨ましく思っています。
自分の時も、そういう環境があったら良かったのに、とすごく思いますね。
美容業界では、経営を学べる環境があまりありませんからね・・
Oさんが紙ペンセミナーに参加されたキッカケは何だったんですか?
2018年の3月に、美容の経営プランを見て、紙ペンセミナーが気になって川田さんにメールを送ったんです。
単刀直入に「金額いくらですか?」って聞いたら、「ほんとは説明会前にお伝えはしないんですが・・」と言いながら、教えてくれましたよね笑
あー!メールいただきましたね!
東京へ来るってすごい行動力ですよね。
いや、大体セミナーって東京しかないじゃないですか笑
うーん、まぁ確かに・・笑
なんで連絡してみようと思ったんですか?
何でなんですかね笑?
全く覚えてないんですよ笑
でも僕、基本セミナーって全く行かなくて。
技術系のセミナーもほとんど行かないぐらいです。
でも、「あ、これ面白そう!」と思ったんですよね。具体的にどの部分でそう感じたのかはもう思い出せないんですけど笑
多分僕もう、川田さんの術中にハマっているんでしょうね笑笑
あのマンガにね。
で、6月の説明会に参加しました。
あのマンガですね・・笑
6月の説明会に参加してみていかがでしたか?
あ、先に僕の感想から言わせてもらうと、Oさんは結構静観していたように見えました。急いで取り組むわけではなく、ちゃんと全体像を掴んだ上で、自分のお店に合わせて上手く取り入れているように見えました。
そうですね。
焦って行ってるわけではなかったので、まずはどんなもんなんだろう?という感じが強かったですね。
お店の作りもこんな感じなので(スッキリお洒落で小綺麗な感じ)、ごちゃごちゃするのはうちのお店には合わないなとずっと思っていたので、POPも貼ってないし、店販も置いてないです。
ほんとだ!!(今気付いてびっくり)
そういえば店販品一切置いてない!
そうなんです、お客様にもたまに言われますね笑
でも売っていない訳ではないんですよ^^
美容室の店販は、ドラッグストアのようにお客様が自分の手にとって選ぶものではなくて、美容師があなたの髪にはこれが合っていて、こう使うとこうなれますよ、という説明をした上で、「じゃそれにします」という流れで購入していただくものだと思っているので、あえて置く必要はないかなと思っているんです。
パッケージがどうとか、並んでいるところから選ぶものではない。
病院の薬と一緒で、この薬くださいと言って病院に行かないのと一緒で、きちんと診断した上で処方箋を出してあげる感じですね。
店販を置かずに店販を売る!今まで店販教育に力を入れていたお店にいたからこそ、たどり着いた境地って感じですね。
これはきちんとした提案力がないと出来ませんね。
そうですね。
なので、全部川田さんに言われた通りにやるのではなく、自分の強みとかも考えた上で、販促活動は一つ一つ取り入れていっています。
セミナーを受けてから1年くらいですが、一番最初に取り組んだ販促活動は何でしょうか?
一番最初に取り組んだのは、休眠DMでした。
でも言われた通りやらず、期限をめちゃめちゃ遡って出しました。
最初は川田さんのことあんまり信用してなかったです笑
あ、っていうより、これも考え方なんですけど、来なくなっちゃった人を、来させるためのものだと思ってたんですよ、休眠DMって。
だから、すごく前のお客様が来てくれることで、売り上げを上げたほうがいいじゃんっ!て思ったんですよね。
だから、実験も兼ねて、川田さんが言っているのはどういうことなのかな?というのも考えながら、オープンした頃のお客様に向けて出したんです。
100枚出して、2人しか来ませんでした笑
ほんとオープン当初の人です。
いや、むしろすごい良い反応率だと思いますけどね!
チラシ撒くより反応率は高いし。
で、次の休眠DMの時は、ちゃんと対象期限の人に出したんですか?
いえ、次の年末も川田さんが言っている対象者とは少しズラして、前回遡った人たちよりかはちょっと最近寄りに来た人たちに出しました笑
264名に出して、ほとんど反応なし笑
最初は全く川田さんの言うことを聞いてなかったですね笑笑
とにかく結果がどうなるのか、自分で実験してみたかったんですよね。
これってやっぱり考え方に納得が出来るかどうかの問題で、さっきも言ったんですけど、僕は休眠DMなんだったら、来なくなっちゃった人を来させた方がいいじゃんって思ってたんですよね。
でも、川田さんが言ってるのは、来店周期を早めたりとか、このタイミングで来てもらった方が最終的に売り上げ上がるよね、確実に来てもらうための仕組みなんだよ。って意味ですよね。
おっしゃる通りです^^
それは、実際やってみてすごい腑に落ちました。
その頃から、考え方が完全に変わりましたね。
例えば、DMで◯◯をプレゼント!とかも、「え!もったいないじゃん!!」と思ってましたし、色々と最初は納得できないことばかりでした。
それは僕もすごい覚えてますよ。
最初の頃Oさんは、「値引きもしたくないし、プレゼントもしたくない」って言ってましたよね!
言ってましたね笑
今までもやってこなかったし、そういうスタンスはちょっと苦手です!ってハッキリ言ってました笑
3ヶ月前ぐらいの人だったらどうせ来るのに、わざわざそんなプレゼントまでして来させることないのに〜、そっちの方が損じゃん!って思ってました。
確かに!懇親会でも言ってました笑
でも、例えプレゼントしたとしても、コストはこんなもんじゃん!それより来てもらって、何千円って使ってもらえる方がよっぽどいいと言われて、それも後々納得しました。
来店周期を早める、年間来店回数を上げていくことが、最終的に売上が上がるんだよ、と言っていたあの言葉と、確実に来てもらうための休眠DMの意味合いがようやく合致した瞬間でした。
なるほど!ってなりました。
それからはもう、あんなに嫌がっていたプレゼントも、
「どうぞどうぞ!」って感じです笑
取り組んだからこそ、納得できたんですね笑
昨年の年末から今まで、年間を通して昨対平均120%上がってますよね。すごいですよね!
いや、もっとすごい人いっぱいいるじゃないですか笑
いやいや、新規集客活動はまったくゼロの状態で、年間を通してずっと120%の成長を続けてるんですよ!他の方にはない、これからの伸び代感すごいです!売上が落ち込む年始も好調でしたね!
そうですね!
年始に炭酸泉の年間会員も実施して、
1月134%
2月124%
でした。
やることやれば、結果が出るんだなぁ〜と実感できた瞬間ですね。
客単価も6,000円代前半だったのが、今年は7,000円オーバー。
カラー比率、パーマ比率が去年と比べて5%〜10%上がっていますね。
素晴らしい!
美容の経営プランをみて、自ら動いて、取り組んで、ようやく納得できて、今結果に表れてる。Oさんらしいですね!
ぜひ、今後の目標も教えてください。
常に、昨年より成長を続けられる美容室でありたいです。
元々土日・祝日の営業は17時までなんですけど、さらに営業時間は短くしていきたいなと思っています。
え!17時まで!?珍しい。
なぜ土日なのに閉店時間をその時間にしたんですか?
はい。これはオープン時から一貫しています。
「お前やる気ないんか」とオープン時は、周りから散々言われましたけどね笑
でも、これは富岡市の時間の流れで、東京とかの都心に比べて、夜そんなに忙しくなることはないんじゃないかと思ったんです。
だから、オープン時間は早めにして終わりは17時。
多分土日なんてもう家帰ってご飯食べるよね、って時間じゃないですか。
だから、うちの最終受付は16時とかです笑
自分も唯一家族と一緒にご飯を食べれるのはその土日なので、とても大切な時間です。
都内で働いていた時は遅くまで働きづめだったので、今はなりたいライフスタイルに出来ています。オープンから17時ですけど、意外とやっていけてるので、「大丈夫じゃん」って感じです。
縮めてやっちゃった方が楽というか、後味良いというか。
なりたいライフスタイルを実現できているのは素敵ですね!
では最後に・・
紙ペンセミナーは、Oさんから見てどんな人におすすめですか?
そうですね、販促活動って、僕にとっては・・
なんかゲームみたいな感覚なんですよね。
どのくらい反応があるかのゲーム。
来店回数どのくらいになったとか、DMの反応率どのくらいとか、自分の文章力に対してどのくらいヒットするのか・・とか。
そういうのが好きな人にはオススメですかね。
結果も過程も楽しめる人というか。
文章一つ書くのにも、もっとこうした方が刺さるんじゃないのかなとか、お客様の心に響くんじゃないかなとか。
自分で書いたブログも何回も読み返したり、1日寝かせてからもう一回読み直してみたり。
で、反応があった時はめちゃくちゃ嬉しいですね。今はそれがホント面白くて。
なんかあんまり仕事って感覚じゃないんです。
これだけやってたいくらい笑
でも実際、それをやることこそが、売り上げUPに繋がりますからね。
そうなんですよね!
マネージャーってこういう仕事なんだって、はじめてわかりました。
前の店舗にもマネージャーっていましたけど、「え?何をやってるの?」って思うようなマネージャーいっぱいいましたからね笑
マネージメントしていないマネージャー多いですね。
逆に、オススメしない人はいますか?
やらないのに、とやかく言う人。
なるほど笑
懇親会とかでもいつも思ってて、
やらないのに否定する人っているじゃないですか。
そういう人は絶対ダメですね笑
何事も、やってみなければわからないことだらけです^^
Oさん、お仕事でお疲れのところインタビューありがとうございました!
販促活動を辛い、めんどくさい、時間がなくてやれなかった…という人も多い中、Oさんはそれをまるでゲームのような感覚で楽しんでいる姿がとても印象的でした。
レベルアップしたら、現実世界で手にする時間やお金が増えるわけなので、それこそ楽しいですよね^^
こんな風に、今目の前にある事をポジティブに捉えるだけで、結果が驚くほど変わってくるのだな、と実感させられました。
反応率を計測したり、それをさらに上げるために試行錯誤するのが楽しいって感覚は、職人美容師さんではなく、もう本物のマーケッターですね。
プレイングマネージャー(現場に立つ経営者)さんは、ぜひOさんのように、技術も販促も楽しんでいただければ嬉しいです^^
Oさん^^
これからも楽しんでいきましょう!!
「販促は1日にしてならず」
川田でした。
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