新規月平均3名でも満席!カットをやめて、ひとり美容室で週休2日・8h労働で月商100万超達成!【静岡県東伊豆町】

販促は一日にしてならず
美容業界に新しい風を吹かせる!
それがブルーオーシャン戦略!

本日取材させていただくのは、静岡県賀茂郡東伊豆町で美容室Kを経営されているK様。

2020年、コロナ禍の真っ只中に紙ペンセミナーへ参加。
白血病という病から復活し、身体に無理のない働き方で経営改革を行ってきました。

その後2022年、見事「週休2日・6時間営業・月商60万円」を達成し、表彰を受けられました。

そしてあれから約4年・・
Kさんはさらなる改革を重ね、2度目の表彰を果たされました。

◆ 月平均売上:60万円 → 100万円超
(前回表彰から1.6倍)

◆ 平均客単価:13,600円(税抜)!

◆ カラー比率:驚異の100%!

◆ 次回予約率:95%超

◆ 新規は月平均3名でも、新規累計売上2,700万円超

週休二日・8時間勤務で心と体にゆとりを持ちながら、理想のお客様に選ばれる仕組みを確立されたK様。

数字と笑顔の両方を手に入れたその背景には、どんな決断と工夫があったのでしょうか。

Kさんの第二章とも言える4年間の軌跡を、今回もKさんと息子さんのお二人にじっくりお伺いしました。

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「地域名+美容室名」は、美容室を探している一般のお客様が検索するキーワードです。
こちらのブログでは、美容室経営者様に取材許可を得て記事を配信しておりますが、一般のお客様のお気持ちに配慮して、あえて美容室名やインタビュイーのお名前をイニシャル表記とさせていただいておりますので、あらかじめご了承ください。

――2回目の表彰おめでとうございます

川田:
本日は、2回目の表彰ということで、静岡県東伊豆町の美容室K様にお伺いしております。
Kさん、2度目の表彰、本当におめでとうございます!

Kさん:
ありがとうございます。
おかげさまで、こうしてまたご来店いただけて嬉しいです。

川田:
前回お伺いしたのは2022年5月。
紙ペンセミナーに初めて参加されたのが2020年、ちょうどコロナ禍の頃でしたね。
そこから約2年後の初表彰、そして今回はさらにその4年後。
まずはその4年間での変化を伺っていきたいと思います。

Kさん:
はい、よろしくお願いします。

川田:
前回の表彰時は、週休2日・6時間営業で月60万円の売上を達成。
コロナ禍真っ只中でありながら、2年間で売上げを2倍に押し上げました。
そして今回、売上は月平均90万円超え、100万円の月も出てきました。
さらに客単価が年間平均13,600円(税抜)という数字を残されています。
お見事です!まさに継続の力ですね!

Kさん:
ありがとうございます。
本当に続けてきて良かったと思います。

川田:
多くの方がある程度成果が出て満足してしまう中で、そこからさらに4年間、走り続けられたのは本当にすごいことです。
今日は、Kさんがどんな想いで続け、どんな工夫を積み重ねてこられたのか。
じっくりお聞かせください。

Kさん:
はい、よろしくお願いします。

――表彰後も販促を続けてきた理由

川田:
まずお伺いしたいのは、2022年の初表彰から今日まで、ずっと取り組みを続けてこられた理由です。
多くの方は、ひと区切りになりがちですが、Kさんはそこからさらに積み重ねてこられました。
なぜ続けようと思われたのでしょうか?

Kさん:
やっぱり、働き方が体にも心にも無理がなくなったことが大きいですね。
1日に3名のお客様だけに集中できるようになって、自分にも少し余裕ができたんです。

それまでは、続けるということ自体が大変でした。
DMを出したり、販促を更新したりするのも、体力的にも精神的にもきつくて。
でも、週休2日が叶ってからは、また明日も頑張れるって思えるようになったんです。

川田:
心の余裕が生まれたことが、継続につながったんですね!

Kさん:
はい。
それに、先人の方からカットカラーのお客様を1時間半〜2時間で回している方の話を聞いて、私ももっと効率的にできるかもしれないって思えたんです。

この働き方なら一日4人まで担当できるかもしれないという目標を立てました。
無理をしない範囲で、もう一歩先を目指す気持ちになれたんです。

川田:
6時間営業から8時間営業に切り替える際、ご家族とも家族会議をされたとか。

Kさん:
そうなんです。
家族からは「無理だけはしないでね」「でも応援してるよ」って言ってもらえて。
その言葉がすごく心に残っています。

家族に心配をかけないように、でももっと自分の力を試したい。
そんな想いが、次の挑戦のきっかけになりました。

川田:
背中を押してくれる家族の存在、大きいですね!
息子さんも今回一緒に参加してくださってますが、営業時間を伸ばす際の家族会議は覚えてますか?

息子さん:
覚えてます!

川田:
家族のみんなで、応援しようって話したんですか?

息子さん:
というより、前々から売上が上がってきた話は共有してもらってて、「もっと売上を上げたい…!!」ってうずうずしてるのが伝わってたんですよね(笑)
もっとやりたいんだろうなって思ってました。

Kさん:
圧力があったよね(笑)

川田:
ははは、そうなんだ(笑)

息子さん:
そうなんです(笑)
生き生きとしてるのがわかったので、応援しようって思いました。

Kさん:
セミナーでも、幸せな美容師人生を叶えるっていうのがあって、私もたった一度の人生だからもっと楽しみたいって話したよね。

息子さん:
そうだね。
それに、大きい体調不良もなかったよね。

Kさん:
そう、なくなった!
前は体調を崩してしまうことも多かったんですが、少なくなりました。

川田:
おぉ!
もしかしたら、生き生きと働いていることが、健康でいる源になってるのかもしれませんね。

Kさん:
本当にそう思います。
前は、正直ちょっと嫌だなって思うお客さんもいたんですよね。
だから、明日仕事行きたくないな・・とか、予約見て、ああ、次はこの人か・・なんて思ってたんです。

でも、今はお客さんがだいぶ入れ替わって、予約票を見ても、優しい人たちだから大丈夫だなって、仕事への不安もなくなったんです。
そういう精神的な安定も大きいと思います。

――週休二日・8時間労働への改革

川田:
ここからは、働き方の変化について詳しく伺いたいと思います。
前回の表彰時は、1日6時間・週休2日で月商60万円を達成されていましたよね。
そこからどんな風に働き方を変えてこられたのでしょうか?

Kさん:
はい。
身体の負担を考えて、最初は一日6時間で3名だけという働き方でした。
無理をせず60万円を目指すというのが最初の目標だったんです。

でも実際にやってみると、2年でその目標が叶ってしまって。
「もしかしたら、もう少しできるかも」と思うようになりました。

川田:
なるほど、余裕が出てきたことで新しい目標を考え始めたんですね。

Kさん:
そうなんです。
当時は6時間でも70万円まで上がってきて、
あれ、これ8時間だったら80万いけるんじゃない?と思って(笑)
少しずつ枠を増やしてみたんです。

川田:
それで「1日4名」のスタイルに?

Kさん:
はい。1人あたりの施術時間を1時間半〜2時間にして、8時間で4人。
でもやってみたら、それはそれで身体に負担が掛かってすごく疲れてしまって。

「できる」けど「丁寧にできない」って気づいたんです。
新規の方も増えて、スピードを優先すると心が追いつかなくて、お客様にも、自分にも良くないなって・・

川田:
そのあたりで6時間で頑張るから、8時間+休憩ありで無理なく働くへとシフトされたんですね。

Kさん:
そうですね。
焦って数字を追うよりも、自分が丁寧に向き合えるペースを選びたいと思いました。
だから、6時間をやめて「4時間+休憩1h+4時間」の働き方に変えたんです。

川田:
実際に変えてみて、どうでしたか?

Kさん:
身体がすごく楽になりました。
頑張らない、という選択をしたことで、気持ちにもゆとりができましたし、1人ひとりと丁寧に向き合えるから、結果的にお客様も喜んでくださって!

川田:
働く時間を増やしたのに、身体が楽になった、まさに働き方の質が変わったということですね!

Kさん:
はい。それに、お客様の層も変わってきました。
昔はちょっと苦手なお客様もいたんですけど、今は本当に良い方ばかりで、今日も仕事に行きたい!って思える毎日です。
心が安定すると、体も健康でいられるんですよね。

――具体的に取り組んだ販促を教えてください

川田:
前回の表彰から、本当にたくさんの改革をされてきましたよね。
具体的にはどんなことから取り組まれたのでしょうか?

Kさん:
まず最初に行ったのは、シャンプー台の入れ替えでした。
前回の表彰から3か月後の2022年8月、思い切って決断しました。

川田:
覚えています。腰の痛みが出ていた頃ですよね。

Kさん:
そうなんです。
それまでサイドシャンプーで、体の負担が大きかったんです。
お客様の首や腰もつらそうで……。
「このままではいけない」と思って、思い切ってバックシャンプーに変えました。

当時は大きな投資でしたけど、お客様への感謝を形にしたいと思って。
これまで支えてくださったお客様に、快適な空間で過ごしてもらいたい!その気持ちで決断しました。

川田:
素晴らしいですね!

Kさん:
ありがとうございます。
お客様も「すごくラクになった!気持ち良かった!」と喜んでくださって、その反応がとても嬉しかったです。

あと、実はこのリニューアル、現金でできたんです。
借りる覚悟でいたのですが、2年間コツコツ貯めていたお金で賄うことができて。
それも川田さんの元で学んだ、会計やお金の流れをしっかりと実践できたことが大きかったと思います!

川田:
おぉ、すごいですね!
売上げだけでなく、利益も貯金もしっかり積み上げてきた結果ですね。

Kさん:
はい。ありがとうございます!
リニューアルの時に床を剥がしたら、母や祖母の時代の床が出てきたんです。
歴史を感じてもぅ感動!
まるで発掘みたいでした(笑)

川田:
素敵なエピソードですね。
お母様やお祖母様からの想いも感じられますね。

Kさん:
そうですね。
私の代で初めて大きなリニューアルをしましたけど、これは自分のためでもあり、これまでのお客様のためでもあると思っています。
やっぱり、自分の身体を大切にすることも仕事の一部なんですよね。

川田:
確かに。身体が資本ですもんね。

Kさん:
はい。
あの頃、手がつったり首が痛くなったりして、本当に辛い時期がありました。
でも、思い切って環境を変える勇気を持てたのは、セミナーで「自分を大切にする働き方」を学んだからだと思います。

そして、その後は販促や情報発信の継続です。
DMやホームページ更新など、毎年受講するセミナーでブラッシュアップして、お客様との信頼を積み重ねてきました。

――カット終了と値上げの決断

川田:
この4年間の中で、最も大きな転機となったのが、カット単品の終了だったかと思いますがいかがですか?
あれはいつ頃でしたっけ?

Kさん:
2023年の年末に告知して、2024年の1月からですね。
ついにカット単品のお客様がゼロになりました。

それまでは、もともと月に25人くらいカット単品がいましたが、値上げを重ねる中で、カットだけのお客様が月に5人くらいに自然と減っていったんです。

そして思ったんです。
一日4人のカットカラーを目指すスタイルなら、カット単品はもうやめてもいいかもしれない!って!

川田:
その決断、相当勇気がいりますよね。

Kさん:
そうですね。
実は、2023年の秋に6時間で売上を上げようと頑張りすぎて、体が悲鳴をあげてしまったんです。

その時に、無理をしてまでやることじゃない、丁寧に仕事ができないって気づきました。
それで、思い切って8時間で丁寧にやるスタイルに戻して、カットを終了する決断をしました。

川田:
お客様へのお知らせはどのようにされたんですか?

Kさん:
お手紙を書きました。本当に辛かったです。
来年からカット単品メニューを終了しますと伝えるのは、まるで来ないでくださいと言っているようで・・

川田:
お客様の反応はいかがでした?

Kさん:
意外なことに、みなさんすごく穏やかに受け止めてくださって。
「分かったわ」「頑張ってね」って言ってもらえて。
長年通ってくださった方ばかりだったので、その優しさに涙が出ました。

川田:
素敵なお客様たちですね。

Kさん:
本当にそうなんです!
中には「じゃあ紹介していただいた美容師さんのところに行ってみるね」って言ってくれる方もいて、なんだかお別れというより、バトンタッチのような気持ちでした。

――満席を叶えた「時間設計」と予約の仕組みづくり

川田:
カットを終了されたあと、予約の取り方や働き方も大きく変わったと伺いました。
そのあたりを詳しく教えていただけますか?

Kさん:
はい。2024年からは、カットカラーを1人2時間枠で設定しています。
最初の頃はうまく時間が組めなくて、予約表にスキマができてしまうことも多かったんです。

でも、何度も試行錯誤していくうちに、2時間・2時間・2時間・2時間の4ブロック制がきれいに組めるようになってきました。
本当にテトリスみたいでした(笑)

川田:
2時間ブロック制、まさに理想的なリズムですね。

Kさん:
はい。朝9時からスタートして、きっちり時間通りに終わる。
だから1日4名。それ以上詰め込まないと決めています。

最初は「もう少し入れられるかも」と思う日もあったんですけど、無理に入れない勇気を持つようにしました。
結果的に、そのほうがお客様に丁寧に向き合えるし、身体も心もラクなんです。

川田:
入れない勇気、大切ですよね!

Kさん:
はい。そしてもう一つ大きいのが、次回予約の仕組みです。
最初は「そんなの難しい」と思っていたけど、今は既存客の9割が次回予約を取って帰られます。

川田:
9割!すごい!!

Kさん:
ありがとうございます!
最初はうまく言えなかったんですけど、
「次回予約、どうしますか?」ではなく、「○月○日あたりでいかがですか?」と具体的に提案するように変えたんです。

それだけでスムーズになって!
しかも、お客様も「じゃあその日で」と言いやすい。
今では、次回予約を取るのが当たり前の習慣になりました。

川田:
完全に仕組み化されていますね。

Kさん:
そうですね。おかげで、来月も再来月もすでにほぼ満席です。
「本当に空きがないんです」って言えるようになりました(笑)
これも、ちゃんとやってきた証拠だなって思います。

川田:
たしかに。
満席ブランディングという言葉がありますが、まさにそれを体現されていますね。

Kさん:
そうなんです。空き時間を見せないようにする、「今ここが空いてますよ」と言わないようにする。
という意識を持つようにしたら、自然とお客様のほうから早めに予約を取りたいって言ってくださるようになりました。

川田:
行動のひとつひとつが理にかなっていますね。

Kさん:
ありがとうございます。
でも、最初は本当に苦手で、次回予約なんて自分には無理って思ってました(笑)
でも今では、呼吸するように自然にできるようになりました!

川田:
様々な改革を乗り越えて、売上もさらに上がったと。
2024年からカットをなくして、カラー比率がほぼ100%になりましたね!
その結果、平均客単価が1万2,700円に!カットをなくす2023年より約1,000円アップしました。

Kさん:
すごいですよね!
2024年の秋には、カラーメニューも1段階値上げしました!
思い切って松竹梅すべて1,000円アップしたんです。

川田:
行動が早いですね。

Kさん:
はい!
川田さんのセミナーで学んだマーケティングの話の中で、「90%稼働を3ヶ月続けたら値上げの準備」と教わって、私、もう超えてる!って思ってすぐ動きました(笑)

川田:
その結果、今年の客単価が13,600円まで上がって、売上も月平均90万円、100万円を超える月も出るようになりました!
素晴らしいです!

Kさん:
ありがとうございます!
でも、数字以上に、働く満足度が本当に高くなりました。

川田:
カットを辞めるという断捨離の勇気、そして値上げという攻めの勇気、両方を実行された3年間だったんですね。

Kさん:
はい。どちらも怖かったけど、やってよかったです。
カット単品をやめたことで身体も心もラクになって、その分お客様に丁寧に向き合えるようになりました。
今は、やっと自分の理想の形に辿り着いたと感じています。

――理想のお客様に選ばれる美容室へ

川田:
最初は集客に苦戦する時期もあったそうですが、今では来る人の質が変わったと伺っています。
そこにはどんなきっかけがあったんでしょうか?

Kさん:
最初の頃は、チラシを出してもホームページを見てもらっても、なかなか理想のお客様が来ない時期があったんです。
その頃は反応がない、数が少ない、って焦っていました。

でも、やっているうちに気づいたんです。
「集客」って数じゃなくて、導線を整えることなんだなって。

川田:
なるほど。
導線を整えるというのは、具体的には?

Kさん:
ホームページ、チラシ、Google、口コミ。
その全部をつないで、自分の想いに共感してくれる人だけに届く流れを作ったんです。

最初はとにかく人を呼ぶことばかり考えてたんですけど、それだと一度来て終わりという方も多かった。
でも、導線と内容を全て整えたことで、想いに共感してくれるお客様が増えたと同時に、通い続けてくれる方ばかりになったんです。

川田:
「来てもらう」から「選ばれる」に変わったわけですね。

Kさん:
そうなんです!
私にお願いしたい!って言ってくださる方が増えて、気づいたら無理なく満席になっていました。

今では新規が月3人でも十分。
その3人が長く通ってくれるから、焦らなくなりました。

川田:
素晴らしい変化ですね!
川田式の新規集客をしてから4年半で、新規客からの累計売上が2,500万円を超えたと聞いています。
驚異的な数字ですね!

Kさん:
はい、自分でもびっくりです(笑)
Googleの口コミも今は100件を超えました!
新規のお客様から、ここなら安心、丁寧に説明してくれる、って言ってもらえるのが嬉しくて。

川田:
まさに「理想のお客様が自然に集まる」状態ですね!

Kさん:
はい。数より質を選んでから、仕事も人生も穏やかになりました。
ちゃんと伝えれば、必要な人が必ず来てくれる。それを実感しています。

――「働き方改革」がもたらした心と身体の変化

川田:
ここまでで、働き方がすっかり変わりましたよね。
心や体にどんな変化がありましたか?

Kさん:
いちばん変わったのは、心の安定です。
昔はいつも焦っていました。
「もっと予約を入れないと」「今月はあといくら足りない」とか、常に何かに追われているような気持ちでした。

でも、今は違います。
スケジュールを見ても「うん、これでいい」と思えます。
これ以上は入れないって決めたことで、心がとても穏やかになりました。

川田:
精神的なゆとりが生まれたんですね。

Kさん:
はい。それと同時に、関わるお客様も変わっていきました。
以前は、正直「苦手だな」と思っても、空きがあれば入れていたんです。
でも今は、たとえ予約に空きがあっても、合わないと感じるお客様は無理にお取りしないようにしています。

川田:
なるほど。
入れない勇気を持てたということですね。

Kさん:
そうなんです。
最初は「せっかく来てくれるのに断るなんて」と思っていました。
でも、そういう方を入れてしまうと、どうしても自分のリズムや気持ちが乱れてしまって、結果的に他のお客様にも悪い影響が出てしまうんです。

だから今は、「嫌なお客様」というよりも、お互いに合わない方は入れないと決めています。
不思議なことに、それを徹底してから、来てくださるお客様の層がどんどん良くなっていったんです。

川田:
それはすごいですね。誰を入れないかを決めたことで、誰に喜ばれるかが明確になったということですね。

Kさん:
まさにそうです。
「この人に喜んでもらいたい」という方だけに集中できると、施術も丁寧にできるし、時間にも心にも余裕が生まれます。
お客様も穏やかで、私自身もリラックスして働けるようになりました。

川田:
お客様の雰囲気まで変わったというのは印象的ですね。

Kさん:
はい。
今は「ここに来ると癒される」と言っていただけます。
以前は、時間を詰め込みすぎてピリピリしていたんでしょうね(笑)
でも、空いていても入れない勇気を持つようになってから、お店の空気がまったく変わりました。

川田:
なるほど。数字だけではなく、心のゆとりが環境そのものを変えていったということですね。

Kさん:
そう思います。
数字の成果ももちろん嬉しいですが、いちばん大きいのはこの穏やかさを手に入れたことです。
前は頑張る自分を演じていたけど、今は自然体のままで結果が出せるようになりました。

そして、身体も元気です。
日曜月曜と週2日休んで、夜はきちんとご飯を作って、家族と過ごせる。
それが今の私にとって一番の幸せです。

川田:
本当に理想的な働き方ですね。

Kさん:
そうなんです。
でも、これもセミナーで「自分の理想の働き方」を言語化できたからこそだと思います。
自分の中で何を大事にしたいかがはっきりすると、迷わなくなるんですよね。

――家族にも広がった「ゆとりの連鎖

川田:
お話を聞いていると、お母さんの変化がご家族にも伝わっていそうですね。
息子さん、実際どう感じていますか?

息子さん:
そうですね…母がすごく楽しそうに仕事をしてるなって思います。
前はちょっとピリピリしてる時期もあったけど、
最近は「今日もいいお客様が来てくれた」とか、「嬉しいことがあったよ」とか、明るい話が増えました。

あと、家の雰囲気も変わった気がします。
前よりも穏やかで、なんかいい雰囲気なんです。

Kさん:
え?ほんと?

息子さん:
母が旅行に行ったり、自分の時間を楽しんでるのを見て、「ちゃんと自分のことを大事にしてるな」って思うようになりました。
父も趣味が増えて、ギターを弾いたりゴルフを始めたり(笑)
みんながそれぞれ自分の時間を持つようになって、協力して支える家族というより、それぞれが自立して尊重し合う家族に変わった感じです。

川田:
すごく素敵ですね。
Kさんの生き方そのものが、ご家族の生き方も変えていったんですね。

Kさん:
なんか、いい意味で手放せた感じです。
子どもを心配してばかりいたのが、今は信頼できるようになって、お互いがそれぞれの人生を大切にしながら、ちゃんと繋がっている。そんな家族の形に変わった気がします。

川田:
まさに「働き方改革」から「生き方改革」ですね!

――一番苦しかった「カット終了」支えてくれたのは「仲間と目標

川田:
この4年間の中で、一番苦労したことは何でしたか?

Kさん:
一番辛かったのは……やっぱり「カットを辞める」と決めた時ですね。
大好きだったお客様ともお別れしなきゃいけなくて。
「この人がいなくなったらどうしよう」と何度も思いました。

でも、それを乗り越えないと自分の理想の働き方には近づけない、そう思って決断しました。

川田:
カットのお客様は、長年通ってくださっていた方が多かったですよね。

Kさん:
はい。だから本当に辛かったです。
値上げやメニュー整理で、離れてしまう方もいました。
でも、「自分の働き方に合わない」ということを受け止めて、「今までありがとうございました」という気持ちで送り出しました。
それもお客様への誠実さだと思って。

川田:
その気持ちを整理するのは簡単ではなかったと思います。
どうやって乗り越えたんですか?

Kさん:
「この先に理想の働き方がある」って信じてました。
カットをやめたら、2時間×4人のリズムで、身体も心も楽になる、それを叶えたくて!

その目標を達成するまでは絶対に諦めない、って決めてたんです。

それに、セミナーの仲間たちが「私も同じだったよ」って励ましてくれて。
一人じゃないって思えたことが、すごく大きかったです。

川田:
泣きながらやってた時期もあった、とおっしゃっていましたよね。

Kさん:
はい。
本当に、夜に一人でDMを書きながら泣いたこともあります(笑)
でも、目標があったから進めたし、時間が経った今は「あの時があったから今がある」と思えます。

――4年前の自分に伝えたいこと

川田:
前回の表彰から4年。
あの頃のご自身にメッセージを送るとしたら、どんな言葉をかけたいですか?

Kさん:
そうですね…。
「体を大切にしてね。でも、もっと効率を上げて、もっと楽しんでいいんだよ」って伝えたいです。

あの頃は、1日3人が限界って思ってたんです。
でも今は、もう少し上のステージがあることを知りました。
素直に学んで、素直に行動すれば、ちゃんと叶うんですよね

だから、「今よりもっと身体も心も楽になれる働き方があるよ」って、あの頃の自分に言ってあげたいです。

川田:
学びと行動の継続が、今の穏やかさに繋がっているんですね。

Kさん:
はい。本当にそう思います。
あの時の私に「大丈夫、ちゃんと報われるから」って言ってあげたいです。

――今、頑張っている美容師さんたちへ

川田:
今まさに経営改善や働き方改革に挑戦している美容師さんたちへ、Kさんからメッセージをお願いします。

Kさん:
そんな大それたことは言えませんけど(笑)
でもね、よく「私には無理です」「Kさんだからできたんですよ」って言われるんです。

でも違うんです。
私は58歳で、身体も強くないし、病歴もあります。
それでも、今こうして身体も心も楽に、良いお客様に囲まれて働けている。
だから、私でもできたから、あなたにも絶対できる って伝えたいです。

大事なのは、まず「全部やってみること」。
教わったことを素直にやっていけば、きっと見える景色が変わってきます。

特別なことなんて何もない。
川田さんにセミナーで教えてもらったことを一つずつ実行するだけで、本当に働き方も人生も変わります。

川田:
そういっていただけて私も嬉しいです。

Kさん:
ありがとうございます。
私もこれからも学び続けながら、頑張らないで結果が出る生き方を広めていけたらと思っています。

――今後の目標を教えてください

川田:
ここまでたくさんの変化を経て、これからの目標をどのように描いていらっしゃいますか?

Kさん:
そうですね……。
正直、これまでは「売上いくら」とか「入客何人」といった数字の目標ばかりだったんですけど、
今はもう少し心のゆとりを大切にしたいと思っています。

お客様にも家族にも、自分にも優しくいられる働き方を続けたい。
無理に伸ばすより、今の形を守ること。
でも、それは停滞じゃなくて「整った状態を保つ」という意味なんです。

川田:
穏やかで安定した今の働き方をベースに、さらに次の段階を見据えているんですね。
大きな改装も予定されているんですよね?

Kさん:
はい、今年の9月から改装に入ります。
お客様が移動しない一体型サロンへのリニューアルを考えています。
40年ぶりの改装になるんですが、シャンプーからカラー、仕上げまで、すべてを1席で完結できるようにする予定です。

これまでは、バックシャンプーを導入したことでずいぶん体が楽になったんですけど、次は「動かない美容室」へ進化させたい。
お客様も私自身も、もっとストレスなく過ごせる空間を目指していきます。

川田:
なるほど、働き方の延長線上に、次は空間設計の改革があるんですね。

Kさん:
そうなんです。
今の働き方のスタイルができて、やっと理想のリズムが整ったので、あとは環境面でもそれを形にしたい。
「無駄な動線を減らす」「身体に優しい」「お客様に居心地の良い」そんなサロンを創るのが次の夢です。

川田:
まさに、次のフェーズの働き方改革ですね。

Kさん:
はい(笑)
慌てず、焦らず、今のペースで叶えていきたいです。
自分が元気で、お客様に丁寧に向き合える限り、まだまだ進化したいと思っています。

川田:
とても素敵なお言葉です。
本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。
そして、おめでとうございます!

Kさん:
こちらこそ、ありがとうございました!

初表彰から4年、Kさんは身体に無理のない働き方を目指し、カットカラー2時間×4枠のリズムで週休二日・8時間を計画。

そのためのカット単品終了という断捨離の勇気、価格改定、そして満席を維持する予約設計・・

一つひとつの改革が、心と身体の余裕、そして数字の成長を同時に叶えました。

最も印象的だったのは、数字の成長だけでなく、ご自身の「理想の美容師像」を叶えていることです。

楽しい毎日を過ごせていることがよく伝わってきました。


素直に自分の理想を追い求める姿は、白血病を患って一度地獄を見たKさんだからこその強さなのかもしれません。

Kさんの姿は、現状で満足してしまう多くの人にとって、刺激的なお話でしたね。

次の目標は、新たな空間づくりに向けて40年ぶりのリニューアル!

また新しい挑戦が始まりますね!

くれぐれもお身体に気をつけて、楽しんでいきましょう!
応援しています!

「販促は1日にしてならず」
川田でした。

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