「販促は一日にしてならず」
美容業界に新しい風を吹かせる!
それがブルーオーシャン戦略!
本日取材させていただくのは、大阪市淀川区で経営9年目の1人美容室S様。
技術セミナーはたくさん参加していましたが、「経営の勉強」もしっかりやってみたいと思い、紙ペンセミナーに参加いただいたのが2019年。
ホットペッパー依存から脱却し、自社集客が出来るようにコツコツと課題に取り組んだ結果・・・
◆月商40万台→80万円超え!売上2倍!
◆客単価6,500円台→10,000円台へ!
◆26日10h営業→月火休み8h営業へ働き方改革!
◆新規集客月平均8人!(2022年以降〜)
なんと、働く時間を40hも短くしながらも、売上げは2倍にすることができました!
経営改善をする中で、一体どんな苦労があったのでしょうか。
今回は、理想的な働き方を叶えた1人美容室オーナーのHさんに、詳しくお話をお伺いしてきました。
地域名+美容室名をタイトル名に入れると、SEOで記事が上位表示してしまいます。
「地域名+美容室名」は、美容室を探している一般のお客様が検索するキーワードです。
こちらのブログでは、美容室経営者様に取材許可を得て記事を配信しておりますが、一般のお客様のお気持ちに配慮して、あえて美容室名やインタビュイーのお名前をイニシャル表記とさせていただいておりますので、あらかじめご了承ください。

川田:
本日は、大阪市淀川区の美容室S様にお邪魔しております。
表彰、おめでとうございます!
Hさん:
ありがとうございます!
川田:
こちらのお店はオープンしてから何年になりますか?
Hさん:
2016年創業なので、9年目になります。
川田:
Hさんはこの辺りが地元ですか?
Hさん:
いえ、地元は隣の兵庫県の尼崎市になります。
川田:
こちらが地元ではないんですね。
美容室のあるこの辺りは、どんな地域なのか教えてください。
Hさん:
最寄駅は東三国という駅で、新幹線が止まる新大阪駅から1つ隣の駅です。
いわゆるベッドタウンで、昔から住んでいる方と、仕事関係で引っ越されてきた方が混在している、そんな街です。
川田:
確かに便利な立地にあるので、お引越しされてきた方も多そうですよね。
最寄駅からこちらに歩いてくるまでに、美容室もかなりたくさんありました!
Hさん:
はい。美容室は、近隣にだいたい20軒くらいあります。
大型サロンもありますし、最近はうちみたいなプライベートサロンも増えてきました。
――美容師を目指したきっかけ

川田:
まずは、Hさんが美容師さんを目指したきっかけを教えてください。
Hさん:
高校生の時に通っていた美容師さんがきっかけです。
当時はちょうどカリスマ美容師ブーム真っ盛りの頃で、僕が通っていた美容師さんも、すごくカッコ良かったんです。
川田:
僕も同じ世代です!
では、高校を卒業された後は、専門学校に行かれたんですか?
Hさん:
いえ、卒業後は、大学に進学しました。
美容師に憧れはあったんですけど、とても不器用だったので、「僕なんかが到底なれるわけない…」と思って、当時は諦めてしまいました。
川田:
そうだったんですね!
大学卒業後は、どちらに就職されたんですか?
Hさん:
飲食店に就職しました。
1年ちょっと働いたのですが、やはり美容師への夢が諦めきれず、その後、美容の道に進みました。
24歳の時に、通信で学校に通いながら美容室で働き始めました。
川田:
では、周りのスタッフよりも遅れてスタートしている分、練習なども大変でしたね。
Hさん:
はい、とても苦労しました。
独立までに2店舗経験しているのですが、アシスタント歴も長くて、30歳を過ぎるまではハサミを持てませんでした。
当時のオーナーからも、「あなたは不器用だから、人一倍練習しないとだよ」と言われました。
川田:
人一倍練習を頑張ったのですね!
――独立を目指したきっかけ

川田:
独立をするキッカケはなんだったんですか?
Hさん:
当時勤めていた店舗での人間関係がうまくいかなくて、働きづらくなってしまったのがきっかけです。
川田さんも僕と話していて、多分感じていると思うんですけど・・・。
どちらかというと、引っ張っていくタイプではないですし、そんなにテキパキと動く方でもないですし、話すのもこんなにゆっくりですし・・・。
周りの人に対して、イライラさせてしまうことが多かったんだと思います。
川田:
お話しをする事とか、人付き合いとかが、あまり得意じゃなかったんですね?
Hさん:
はい、苦手でした。
先輩からもよく、「もっとお客様を笑わせなきゃ!」とか「笑顔で楽しいこと言ったらええやん」と言われていました。
ただ、僕自身は元々そういうのが苦手だったので、なかなか上手くできませんでした。
川田:
あまり大阪弁ぽい感じもないですよね。
Hさん:
そうですね、お客様にもよく言われます。
父親の仕事関係で、小さい頃に転校が多かったのも影響があるかもしれません。
川田:
どちらに転校されたのですか?
Hさん:
大阪で生まれて、その後東京、仙台、徳島、山口、その後に兵庫県の尼崎に定住したのが、小学校5年生ごろです。
川田:
なるほど。生まれは大阪でも、そういった状況だと大阪弁が日常会話ではなかったのですね。
お話が苦手っていうのは、いつ頃からなんですか?
Hさん:
学生の時からずっとです。
昔から人見知りで、初対面は特に苦手です。
こんな調子で、口下手で、話が苦手で、ゆっくりな性格なんで・・・。
先輩も、僕が店を出してやってくのは無理だろうって思ってたと思います。後輩も僕のことを馬鹿にしてたでしょうし。
まあ、こういう性格なんで仕方ないんですけどね・・・。
川田:
いつかは見返したい!みたいな気持ちでしょうか。
Hさん:
はい。見返したい気持ちは、ずっと心の奥にありました。
独立前の店舗で70万〜80万くらいの売上を作ることが出来るようになって、少し自分に自信が持てたのもきっかけです。
今思えば、辞めた先輩の引継ぎとかでうまいこと売上げを作れただけで、自分の力で作ったんじゃないんですけどね・・・。
川田:
でもそのおかげで、独立する決意が持てたんですね!
――紙ペンセミナーに来る前の悩み

川田:
2016年当時、オープンして、最初の頃の売上はいかがでしたか?
Hさん:
カット4,000円でスタートして、最初の頃は月20万とか30万でした。
前のお店から来てくださった方もいらっしゃいましたが、微妙な距離なんで、1回限りで終わった方も多いです。
川田:
紙ペンセミナーに来ていただいたのが2019年。
オープンしてから3年目ぐらいの時でしたが、当時の1番のお悩みは何でしたか?
Hさん:
その頃は、ホットペッパーで集客してて、月の売上が平均50万円弱でした。
最初の頃よりかは売上は上がりましたが、家賃払って、材料費払って、ホットペッパー払って・・・。
手元に残るお金は、プラスマイナスゼロの状況。
あの頃は、本当にしんどかったですね。
川田:
一番は、とにかく売上を上げたい!
毎月ギリギリの状態から脱却したい、という気持ちが強かったんですね。
Hさん:
そうです。
ひとりでやってるんで、お金のやり取りも全然わからなかったし、とにかく不安でした。
前のオーナーからも、「経営者なんだから経営の勉強もちゃんとやりなさいよ」って言われたのも頭に残ってて…
技術セミナーにしか参加したことがなかったので、本格的な経営セミナーは、川田先生のセミナーが初めてでした。
――紙ペンセミナーに参加してみて感じたこと

川田:
実際に紙ペンセミナーに参加してみて、いかがでしたか?
Hさん:
理にかなった内容で、「これをやれば確かに売上は上がるな」と、納得できました。
でも、すべてをやったわけじゃないです。
すぐに取り組めそうなところだけ、かじってやった感じでした。
正直、まだスイッチは入ってなかったと思います。
川田:
そうこうしてたら2020年に、コロナがやってきたんですよね。
Hさん:
そうなんです。当時はほんときつかったです。
ホットペッパー頼りで集客してたのが突然できなくなってしまって、既存客の失客と間延びも同時に起きて、2021年、とうとう売上が30万台になってしまいました。
その時が本当のどん底でしたね。
もうとにかく、助けてほしかったです。
川田:
当時は本当に厳しい状況でしたね。
その後、紙ペンセミナーにリピート受講していただいたんですよね。
――紙ペンセミナーに参加して実際に行ったこと

Hさん:
はい。藁にもすがる思いで、リピート受講させていただきました。
当時はもう背水の陣だったので、とにかくやるしかないって状況でした。
川田:
たくさん添削依頼いただいたのを覚えています!
手書きの販促物が課題でしたが、字がとても綺麗だったのが印象的です!
Hさん:
ありがとうございます。
新規カウンセリングシート、お礼状、DM、ご来店感謝カード、メニューのリニューアル、松竹梅のメニュー表作成・・・。
課題は一つずつ、全部やっていきました。
――紙ペンセミナーに参加して得られた成果

川田:
コロナ後に心を入れ替えてすべての課題に取り組み始めた結果、2022年頃からは、努力が数字にも現れ始めましたね!
2022年|昨対130% 月平均56万
2023年|昨対121% 月平均68万
2024年|昨対119% 月平均81万
※すべて技売のみ(税抜)
おめでとうございます!
Hさん:
ありがとうございます!
川田:
セミナー参加前は月平均40万だったのが、遂に80万円達成!
売上倍増です!
繁忙月の12月は、90万近くまでいきましたね!
カラー比率は、参加前38%→73%
客単価は、参加前6,000円台→10,000円超え!
Hさん:
いきましたね~!
本当に嬉しかったです!
――売上UPと同時に叶えた働き方改革
川田:
しかも、2023年からは週休二日を取り入れたんですよね。
お休みを増やしながら売上を上げているところも、表彰ポイントです!
Hさん:
いやぁ~自分でも大丈夫かなって思ってたんですけど、やってみるとやれるもんなんだな、って感じです。
川田:
週休二日は欲しかったんですか?
Hさん:
いや、全然考えたことなかったです。
川田さんからお休みを増やす提案をいただいた時も、「売上がないのに休んでどうすんのよ」って正直思いました(笑)
川田:
普通はそう思いますよね(笑)
売上がなくてヒマな時間を持て余してるなら、その分しっかり休息を取るようにおすすめさせていただきました。
実際にお休みを増やしてみて、いかがでしたか?
Hさん:
これも川田さんからおすすめされたことなんですけど・・・。
自炊を始めるようになってから、すごく体調が良くなりました。
寝覚めが今までと全然違うので、それで、自炊も楽しみながら続いています。
川田:
おぉ〜!寝覚めが良くなったと聞いて、とても嬉しいです!
まずは、包丁とまな板、お鍋などを買うところからスタートしましたもんね(笑)
Hさん:
はい。本当に何もない部屋でした(汗)
週一休みから月火休みに変わって、しっかり休息も取るようになったら、心身ともに健康になりました。
川田:
笑顔が増えましたもん!
売上が増えた、時間が増えたことじゃなく、結果的にHさんが健康になって、笑顔になってくれたことが一番嬉しいです!
Hさん:
おかげさまです!
ありがとうございます!
――紙ペンセミナーで行った販促でこれはやった方が良い!おすすめのものベスト3

川田:
どん底からV字回復されたHさんが思う、紙ペンセミナーのおすすめ販促ベスト3を教えてください。
Hさん:
1番は、間違いなくチラシですね。
これまではホットペッパーに依存していた集客が、これでガラリと変わりました。
川田:
ホットペッパー集客とチラシ集客では、どんな違いがありましたか?
Hさん:
ホットペッパーで来られる方は、どちらかというと値段とかお得感で来られる方が多かったです。逆に、チラシで来られる方は、悩みがあって、その悩みを解決したいって気持ちで来店されるので、お店に求めているものが全然違う印象です。
川田:
値段以外の判断基準で来店していただけるようになったんですね。
新規集客の数も、チラシを撒き始めてから順調に伸びています!
2022年|月平均10人
2023年|月平均8人
2024年|月平均8人
約3年近く、ずっと安定して月8人のお客様が呼べています。
Hさん:
おかげさまです!
僕の場合は、新規集客が少ないことが売上低迷の1番の原因だったので、チラシで新規集客が伸びたことが、売上倍増につながりました。
でも、チラシをただ撒いたからではなく、川田さんにブランディングしていただいたことが、本当の要因なんじゃないかなって思ってます。
川田:
どんなブランディングをしたんでしたっけ?
Hさん:
話しかけない美容室…(笑)
川田:
話しかけない美容室をね(笑)
Hさん:
川田先生が、「Hさん、お話しするのが苦手なら、話しかけない美容室で行こうよ」っておっしゃってくれたじゃないですか。
それを聞いた時に、僕の中ですごく楽になったというか、肩の荷が下りたというか、「やらなくていいんだ!」ていうのが、すごく衝撃的でした。
川田:
お話が苦手なことは、短所じゃないです。
お客様もHさんと同じように、「美容室で話しかけられるのが苦手」っていう方、実はすごく多いですから。(かく言う僕もそうですし…笑)
コロナ禍で「話しかけない美容室」が話題になった時がありましたが、まさにあの時、Hさんもドンピシャで集客できていましたね。
Hさん:
いや~、もうほんっとに楽になりましたね。
お客様に満足していただくためには、絶対に会話は必要だと思っていたので。
先輩たちからも僕のダメな部分として言われ続けていましたし、それをしなくてもいいなんて・・・。
あれがなかったら、この数字は作れていなかったと思います。
川田:
ということは、今は、Hさんと同じ感覚の人がお客様になってるってことですね。
Hさん:
そうですね、そういう傾向が強いと思います。
川田:
だから、新規のお客様が固定する確率も上がってるんですよね。
Hさん:
はい。川田さんにブランディングをしていただいて、新規集客も出来るようになって、自分自身も接客が楽になって、お客様にリピートもしていただけるようになりました。
川田:
失客の大きな原因は、来店した際のギャップですからね。期待値よりも下がった時が失客ポイントなので、そこの溝が埋まったことは大きかったですね。
2番目、3番目はなんでしょうか?
Hさん:
ホームページとLINEです。
新規の方はホームページをご覧いただき、LINEに登録してくれる。LINEだと空いてる時間とか日にちを配信できるので、そこから予約が入っていきます。この流れがすごいなと思いました!
川田:
これまでのホットペッパーを使った待ちの集客から、攻めの集客が出来る、理想的な自社集客の形が出来上がりましたね!
素晴らしいです!
――紙ペンセミナーに参加していなかったらどうなっていた?

川田:
あの時紙ペンセミナーに出会ってなかったら、今頃どうなっていたと思いますか?
Hさん:
出会ってなかったら、お店閉めてたと思います…
川田:
え!本当ですか!?
Hさん:
だってコロナの時に、売上30とか40ってなってたんで、そこからって考えると…
川田:
まぁ存続はしていたかもしれませんが・・
週1休み10時間労働から、週休二日8時間労働というのは、さすがに叶ってなかったかもしれませんね。
Hさん:
絶対ないですね。
いや、ほんとに出会ってなかったら、お店なくなってたんじゃないかな・・・。
だって、売上30、40だとやっていけないですから。
出会えて本当に良かったです!
――紙ペンセミナーがおすすめな方

川田:
Hさんが紙ペンセミナーを経験してきたからこそ思う、紙ペンセミナーをお勧めたい方、逆に向いてない方はどんな方ですか?
Hさん:
以前の僕みたいに売上に困ってる方には、ぜひおすすめしたいです。
川田:
逆に、ちょっと向かないんじゃないかっていう方は、どんな方でしょうか?
Hさん:
これは、あくまでも自分自身の話なんですけど。
向かないというか、以前の自分が成果を出せなかった理由は、謙虚さが足りなかったからだと思います。
独立前の店舗である程度売上を出せていたので、「自分にもできるだろう」と、どこかで慢心していたんだと思います。
驕りや変な自信を持ったまま独立してしまい、結果として、厳しい現実に直面することになりました。
当時は、紙ペンセミナーの内容も「ちょっとかじってみる」程度で、本気で向き合っていませんでした。
でも、売上がどん底になったことで、ようやく本気で取り組むようになりました。
素直な気持ちで全部に取り組んでみた結果、今こうして成果が出せるようになったんだと感じています。
川田さんのインタビューに登場されている方々と直接お話しする機会もあったのですが、皆さん本当に謙虚な方ばかりで。
その姿勢に、とても刺激を受けましたし、僕自身、学ぶことが多かったです。
川田:
成果が出ている人は、謙虚な人が多い。
確かにおっしゃる通り、その傾向はありますね!
――今後の目標を教えてください。

川田:
では、Hさんの今後の目標を教えてください。
Hさん:
今は、80万円を実際に達成してみて、「こんな僕でもできるんだな」っていうのが正直な感想です。
セミナー参加者の中には、もっともっと素晴らしい方々がたくさんいらっしゃるので、その方々の背中を追いかけて、いずれは月商100万目指して頑張りたいですね。
川田:
おー!!!(拍手)
Hさん:
大丈夫ですかね?(笑)
川田:
大丈夫ですよ!
週休二日8時間労働で、月商100万!
今回、まずは一旦、目標80万で表彰させていただきましたが、まだまだ頂きは上にありますから!
これからもチャレンジしていきましょう!
Hさん:
チャレンジします!
今後ともよろしくお願いいたします。
川田:
一緒に頑張りましょう!
本日は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!
Hさん:
こちらこそありがとうございました!

人より遅れて24歳で美容師を目指し、不器用でも、話すのが苦手でも、努力と覚悟があれば道は拓ける。
年齢なんて関係ないし、遅咲きでも花は咲く!
Hさんからは、そんなことを改めて教えてもらえたインタビューとなりました。
今では誰よりも笑顔が似合う、キラキラとした美容師として毎日を楽しんでいるHさん。
その姿に、僕も心から嬉しくなりました。
「諦めないこと、挑戦し続けることで道は拓ける」
これからも、自分を信じてチャレンジしていきましょう!
応援しています!
「販促は1日にしてならず」
川田でした。