「販促は1日にしてならず」
美容業界に新しい風を吹かせる!
それがブルー・オーシャン戦略!
「今のメニュー金額に満足していますか?」
こんな質問をして「満足している」と答える経営者は、ほぼおりません。
ほとんどの経営者は、もっと高い金額をもらいたいと感じています。
ということで、今日の内容は、前回のブログのアンサー的な内容になっています^ ^
私の立場から客観的に見ても、美容室のサービスは提供する価値に比べて安く売られてしまっているように感じます。
特に、大手チェーン店やカラー専門店、1000円カットなどの台頭により、多くの個人店も値引きしないと集客出来ない状況に陥っています。
だから必然的に「値上げをしましょう」となるわけですが…
値上げをしたらお客さんが減るのではという恐怖で値上げに手をつけられない、という経営者が多いです。
100円バーガーと1200円のハワイアンプレミアムハンバーガーの違いは…
最近、高額なハンバーガー店が行列を作っている特集などをテレビで良く目にしますね^ ^
ハンバーガーに値付けするならいくらになるでしょうか?
マックなどのバーガーチェーン店では100円〜200円くらいの価格帯。
高くても250円くらいでしょう。
でも…最近行列の出来るハワイアンプレミアムハンバーガー屋さんは、
1200〜2000円でも行列が出来ていますよね?
さらには、みんな一様に写メを撮って、インスタなどでアップしています。
何故でしょう…考えてみてください。
ハンバーガーって基本的には同じ材料ですよね?パンとそれに挟まったお肉(パティ)、それからトマト、レタス、玉ねぎなど。
なぜ100円と1200円の違いが起きるのか?
それは…「コンセプト」の違いです。
ハンバーガーというと、大手チェーンの100〜200円というイメージが強い。
一方でハワイアンプレミアムバーガーというと、それだけで「日本ではなかなか食べられない本場ハワイの味」というイメージがあります。
ハワイに行った経験のある人は、あの広々としたウッディーな店内で、天井にはシーリングファンが回り、癒しのハワイアンミュージックが流れている。
そんな空間で、ホクホクのポテトと大きめのジンジャーエール、を飲みながら粗挽き肉厚ジューシーなバーガーにかぶり付く。
これって、以前経験した体験を再現しているんですね。
価格の価値はコンセプトから
お客さんはサービスの絶対的な価値を理解していません。
自分の経験からしか、価格の妥当性を考えることができないのです。
値上げを実施して売上が落ちる理由は簡単です。今までの価格と比較されているからです。
今まで4000円でカットしていたのに、5000円になったら「価格が上がった!」とクレームを付けられてしまいます。
価格を上げる際は、他の新たなコンセプトを作り、その価値や魅力を伝えることが必要という訳ですね。
美容室でもコンセプトは大切
例えば、安価な価格をウリにしていた美容室がありました。
この美容室があるコンセプトを作り半年かけて2倍近く値上げしたのですが、結局、客数は減りましたが売上は上がりました。(今はこのコンセプトでガンガン集客)
コンセプトを作る事で、他店との差別化を図り「唯一無二」の存在になったからです。
最新のタカラさんの分析でも、
売上が上がっているお店の特徴は、「客数が減っている」というデータが出ています。
コンセプトを作り、値段を上げ、その価値に共感する方々がお店に残り、全体を押し上げている訳です。
これだけ美容室が増えて来てしまった中で、エッジを立てて行く事は簡単ではありません。
しかし、個人店であるならなおさら、エッジの効いたコンセプトを作るべきかと思います。
当然、それに共感したお客様が支持してくれる訳ですね。
今日の学びのポイントは、利益を高めるためには、値上げをしよう!その為には、キャッシュポイントが存在するコンセプトと掛け合わせて、エッジを立てて告知しよう!
あなたのお店でも、ぜひ参考にしてみてください。
「販促は1日にしてならず」
川田でした。
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