「販促は1日にしてならず」
美容業界に新しい風を吹かせる!
それがブルー・オーシャン戦略!
あのかっぱ寿司が、食べ放題を始めたって知ってましたか?
最近こんなニュースを目にしました。
かつて、回転寿司チェーンで業界1位だった「かっぱ寿司」ですが、スシロー、くら寿司、はま寿司などの競合店に押され、4位に転落して数年。
2013年から三年連続最終赤字で、そんな中、起死回生の一手として今回の食べ放題をスタートしたようです。
気になるキャンペーン内容は、
6月13日~7月14日の平日14~17時と期間を限定し、さらに全国20店限定し、70分間の「食べ放題」という内容。
料金は男性1580円、女性1380円、
65歳以上980円、小学生780円、小学生未満無料。
寿司以外にも、サイドメニューやデザートなど計80種以上が対象となっており、ドリンクバーも付いてくる。
この起死回生の一手を、あなたはどう捉えますか?
ビジネス感覚を鍛えるというのは、こういう一手を見た時に、色々な角度からどう捉えるのか?が大切です。
◆まず、「店舗限定」ということで、売上げの悪い店舗からお試しスタートでしょうね。悪いところを引き上げるのは鉄則です。
◆それから「期間限定」という事で、採算に合わなければ、今回だけのキャンペーンで終了でしょうね。中だるみの夏休み前に敢えてキャンペーンしている訳です。
夏休みにこんな事やったら大変な事になりますからね。
もし上手くいけば、また夏休み明けの9月(暇な時)にやるかもしれませんね。
◆「14時〜17時の3時間」ということで、平日の暇な時間帯に、穴を埋めることで売上げを見込みたいのでしょう!
◆ニュースになってメディアに取り上げられることで、「メディア媒体」
を活用し、かっぱ寿司を再度広めたいのでしょう。
◆お客様が元を取る為には、
男性なら1580円ですので、16皿。
女性なら1380円ですので、14皿。
まぁ食べたとしても、70分で
平均20皿位だろうと予測し・・・
4皿400円マイナスだが、
暇な時間帯に来店してくれるなら充分採算が合うという事ですね。
このように、様々な角度から分析するとまた色々見えて来ます。
本当に起死回生の一手だと思います。
今のところ客足は3時間待ちとかで、順調らしいですよ。
しかし、
来店したお客様の話を聞くと・・・
「食べたい物を頼むと混んでて中々でてこない。」
「回ってるお寿司は、原価の安い物が多い。」
う〜ん、もう一度行くかどうかは、、
どうでしょうかねー。
起死回生の一手…
それも大切ですが、
その前に、なんで転落したのか…
そこを改善出来ているのかな??
と私は感じます。
原価は他店より低い。
よって味は落ちる。
美味しくないと噂が立つ。
廃棄のコスト。
人件費。
回転率。
ここまで転落するまでに、対策を講じて来なかったのか…
起死回生の策も分からなくはありませんが、一度落ちてしまうと取り返しがつきません。
これは、
大手だから、個人店だからということではありません。
年々少しづつ売上げは落ち込み、それを見て見ぬ振り、臭いものに蓋をして過ごしていませんか?
ダーウィンの言葉にこんな言葉があります。
「生き残るのは、強いものでも賢いものでもなく、
変化できるものである」
チャールズ・ダーウィン
やはり時代に合わせて
変化できる企業こそが
生き残るのでしょう。
あなたは変化に対応していますか?
・カラー専門店にビクビクしないで、キチンと対策を講じていますか?
・集客に困っているなら、何を取り組むべきですか?(HPB以外で)
・流行りの外国人風カラーではなく、あなたのお店の流行るメニュー作ってますか?
・スマホユーザー70%の時代、お店にWEBをどう取り入れていますか?
本当に経営が傾いてから起死回生の一手を講じるのではなく、「今」、変化に応じて何をしなければならないのかを敏感に感じ取っていきたいですね。
一緒にがんばりましょう^^
「販促は1日にしてならず」
川田でした。
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