「販促は一日にしてならず」
美容業界に新しい風を吹かせる!
それがブルーオーシャン戦略!
突然ですが、2020年の年間計画って、もう出来ていますか?
もう10月末ですから、もう出来ていないと遅いくらいです(⌒-⌒; )汗
・・・とはいえ、忙しいプレイングマネージャーが多い美容室の場合は、計画を立ててないお店も多いようです。
ただガムシャラに頑張れば良いのはスタッフの時代。
小さくても経営する側になったら、しっかりと計画を立てなければいけませんね!
ということで、
今回は初めての企画として、来年2020年の年間計画を作る一泊二日(10/28.29)の事業計画スパルタ鬼合宿を行いましたので、その模様をお届けいたします。
そもそも年間計画って「何を」決める為のものなの?

ここ、とても重要なところなので、おさらいしておきます。
あなたが年間計画を立てる理由って何ですか?
「何月に何のキャンペーンをやるのか決める・・?」
ちょっと待ってください!これが年間計画ではありませんよ?(^_^;)
年間の計画というのは、
あなたが経営をしていく中で、確実に来期残したい「利益」を残せるように、具体的な数値目標と行動目標を決めるのが目的です。
ですから、数字を叩いてない・・計画を立てていない・・もしくは、そんな大切な事をメーカーさんと一緒に考えることが大きな間違いで、いつ何の商品を売るかとか、そういう赤ちゃん経営みたいな経営をしないようにくれぐれも注意しましょう。
じゃ、年間で残したい利益ってどうやって決めるの?

ここも重要なポイントです。
去年はこのぐらいの利益が出たから、今年はちょっと上乗せで・・・
とか、そういう安易な決め方ではいけません。
スタッフさんがいるのであれば・・
- どのぐらいのお給料をあげたい
- ボーナスをいくらあげたい
- 完全週休二日制にしてあげたい
- 営業時間をもっと減らしたい
- こなす人数を減らしたい
- 社会保険も入りたい
- 福利厚生をもっと充実させたい
- 有給休暇取得率をアップ出来るようにしてあげたい
などなど・・・
どんなお店作りにしていきたいのか。
理想の状態を考えた上で、それを叶えるために必要な「利益」をまずは現実の数字として出さなければなりません。
そして、最低限 自分の家族やスタッフを守れるよう、お店に何かあった場合も考えて、会社に内部留保を蓄えておくことも考えましょう。
万が一怪我や入院をした時のリスクや、地震や台風などの天災にあった時など、様々な予期せぬ出来事にも対応できるよう、経営者はリスクヘッジをしなければなりません。
平たく言うと、備えあれば憂いなし。
強い基盤を作るためにも
会社に利益をしっかりと残しましょう!ということです。
今回の合宿は、紙ペンセミナーでやってる年間計画とは何が違うの?

紙ペンセミナーでは、セミナー中に販促年間計画を作ります。
それとびっくりするほどの違いはありません。
基本の骨組みは一緒です。
しかし、「理想を叶えるために、徹底的に数字に向き合う」という工程が大きく違います。
そして、何をやるのかの具体的な販促活動も、結局のところ紙ペンセミナーの内容に戻ってきます。
でも、あなたのお店に必要な「利益」を真剣に考えて、今の売上を構築しているものを徹底的に数値分析することによって、
・やってはいけないこと
・やるべきこと
この2つが驚くほど明確になって、もし取り組んでいないものがあれば、
「あぁ、もう明日からこれすぐやんなきゃ!」と自分自身で明確になります。
セミナーで色んな手法を聞いているだけの時には聞き流していたことが、あなたのお店の数字に照らし合わせた時になってはじめて、
「あぁ、そういうことだったのか」
と納得できることが多々あるようです。
ちなみに参加者の声はこちら

自店の悩みについて真剣に考えた時はじめて、
「川田が紙ペンで言っていたのは、こういう意味か!!」
と、すごく納得できるみたいです。
※余談ですが…
今紙ペンセミナーにご参加の皆さん、まだ「納得」出来ない内容もたくさんあるかと思います。でも、「納得」出来なくて良いので、こういうものなんだって「理解」しながらぜひ聞いてみてくださいね。
数字に向き合うとは?具体的に何をするの?

順番としては、以下のような感じです。
- 最低半年〜2年分の必要固定費を算出
↓ - そこから残したい「純利益(税引後利益)」を算出
↓ - 必要売上高を算出
↓ - 何年で達成させるのかを決める
こんな感じで、理想を叶えるために必要な来期の売上高をしっかりと考えていきます。
数字と向き合うだけで、一日目はあっという間に終了します。
数字と向き合うのに一日もかかるの!?

かかりますね。
単純な数字を出す作業なら、ポスレジでポンっと出来るかもしれませんが、どんなお店作りにしたいの?どんなライフスタイルで生きていきたいの?とか、
普段ならあまり考えないことや、なんとなく頭の片隅では「こうなれたらいいなぁ〜」ぐらいの理想を、どうやったら叶えられるか?ということを徹底的に考えるので、丸一日ぐらいは必要です。
普段の環境では後回しにされがちですが、ここに時間を割かないから色々なセールスに惑わされることになります。
叶えられていない現状の数字分析
変動費、固定費の改善とバランスの見直し
このあたりをじっくり検証していくと、時間がかかります。
さらに、こうして出てきた来期の目標を、年間ではなく、月割り、日割りベースにまで落とし込んでいくので、そこでも時間が必要になります。
数字は細かければ細かいほど良い

せっかく決めた目標は、なるべく細かい数字に落とし込みましょう。
年商1億達成するぞー!!って目標だと、ちょっと大きすぎますよね。
確実に目標を達成させるためには、月ベース、日割りベースでコツコツと目標を達成して、小さな成功体験を積んでいくことが大切です。
そうすることで、「毎日」数字を意識し、「毎日」改善するためにどうすれば良かったのかを考えるように、シフトチェンジ出来るようになっていきます。
今回の合宿では、来年一年間分、「日割り」単位で、すべて目標数値を設定しました。
スタッフ数が土日と平日で違うとか、お客様の入りが良い日悪い日などあるでしょうから、それも全部今期の数値から検証して、目標値を変動させながら決めていきました。
閑散日は0.9掛けとか、繁忙日は1.2掛けとか、そのへんはお店によって状況が異なると思いますので、それも考量して目標を設定していきます。
あ〜なんかここまで読んだだけで疲れてきた、というあなたへ笑

こういう数字系苦手・・確かに疲れますよね笑
参加者の皆さん、すごい頭を使って疲れてました笑
しかも、ホテルに帰ってからも夜の2時3時までみんな考えてワークをやっていたみたいです。(強制じゃないですよ!笑)
でも、こんなに疲れること、ほとんどの人がやりません。
一つ一つはすごーくシンプル。
でも、ほとんどの人がやりません。
だから、競合との差が生まれるんです。
2日目は意外と楽しい!

で、一日目は徹底的に数字と向き合いますが、二日目はアイディア出しです。
1日目に決めた目標数字を叶えるために、どうしよう!?というアイディア出しは、実は結構楽しいです。
二日目の10時からスタートして、あっという間に17時になってしまいました。
そこでの気づきは、「これをやろう!」というものより、
「あぁ、これをやっていたから
売上に繋がらなかったのか・・」
という気づきの方が多かったように見えました。
すごく良いことをやっているような気になってしまっていることでも、数字として売上に繋がっていない販促活動もたくさん見えてくきます。
きちんと「数字」で分析すると、見えてくるんですね。
例えば誕生日DMだったり、年末のくじ引きだったり、それが毎年の恒例行事だったりすると、自分では全く気づくことが出来ません。
例え、それがお客様から喜ばれていたとしても、売上に繋がっていないことは厳しいですが「廃止」していく決意をすることも大切です。
そんなこんなで、やること、やらないことを具体的に販促年間計画の表に書き込んでいくと、あら不思議。
紙ペンセミナーでやった時は空白だらけだった年間計画が、、
びっしり真っ黒!!!
あとは決めたことを徹底してやるだけ!
これでもう来期は、売上落ちてきた・・どうしよ!何やろう?
このように悩むことはありませんね!
合宿の最後は・・
二日間頑張った皆さんへ私からプレゼント

こんなに頭を使う日は普段ないでしょう!
ですから、明日からまたサロンワークを頑張るために頭をリフレッシュ!
ご招待場所は、ブルーノート東京でジャズライブ♪

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ブルーオーシャンオフィス
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ブルーノート
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ちょっとかけてます笑
出来れば決算期の半年前ぐらいから計画を

ということで、経営者は目先の売上のみならず、常に一歩先のことを考えていなければなりません。
会社であれば、決算期の半年ぐらい前から準備を行なっていくことをおすすめします。
個人の方で12月締めなら、6月ぐらいからってことですね。
エェェ〜〜早すぎ!?笑
いいえ、いつもが遅すぎですよ。
でも、結局いつも忙しくて、そこまで考えている余裕がない…というあなたは、ぜひ来年の合宿にご参加ください^^
今回とても好評だったので、来年も開催したいと思っています!
ただし、人数は今回と同じ8名なので、一年先ですがご予約はお早めに。
※全員を細かく見るには8名が限界なのです・・w
今回のまとめ
・計画のないところに実行はない!
・もしその計画の内容を間違えてたら、「頑張っても頑張っても利益に繋がらない」というドツボにハマる
・年間計画というのは、来期残したい「利益」を残せるように、具体的な数値目標と行動目標を決めること!
いつもあなたの美容室経営を応援しています^^
「販促は1日にしてならず」
川田でした。



