Q1.カットとスパの比率も入れたいのですが、どうすれば良いのでしょうか?
A.カット単品のお客様、スパは推奨していないため、入れていません。
紙ペン式売上管理アプリでは、最短・最速で結果を出す(売上ではなく利益を高める)ことにフォーカスしているため、分析する項目自体を最小限にしています。
最短・最速で利益を高めるには、カット単品の比率やスパの比率を高めるのではなく、カラー比率を高めることに集中することが大切です。
安い金額のリタッチカラーを廃止して、適正な時間単価をいただけるような全頭カラーの比率を8割に持っていけるよう、管理していきましょう。
Q2.着付け、結婚式の売り上げは技術売上に入れて良いでしょうか?
A.成人式や着付けなどの臨時的な売り上げは、技術売上には含めず、その他売上に入力してください。
理由は、純粋に美容の技術売上の生産性を高めることが最大の目的だからです。
今年はあったけれども、来年はあるか分からない…という売上に関しては、来年の予測が立てづらくなってしまいますので、紙ペン式の売上管理表には入れないでください。
今回のコロナ禍を経験して、成人式・卒業式・結婚式などの売り上げを年間目標に入れるのは難しいということは、身に染みて実感された方も多いことと思います。
まずは、自分でコントロール出来る売上を作ることに集中していきましょう。
Q3.メイク、フェイシャルエステはどこに入れたら良いのでしょうか?
A.こちらも技術売上には含めず、その他売上に入れてください。
美容室で利益を高めるためには、まずは全頭のカラー比率を8割に持っていくことに選択と集中していきましょう。
エステのために高い機械を導入したり、高い商材コストを仕入れたり、新しい技術の習得に時間を費やす必要が出てくるため、利益回収までにはどうしても時間がかかってしまいます。
純粋な美容の売上が成り立ってから、お客様のニーズに合わせて、よくシミュレーションしてから検討しましょう。
Q4.すべての比率の合計が100%にならなかったのですが、これで良いのでしょうか?
A.はい、大丈夫です。
カラー、パーマ、ストレート、トリートメントしか項目に入っていないため、お店によっては100%にならないでしょう。
美容室の利益を高めるために分析する項目は最小限にしていますので、このような形になっています。
「細かく、ありとあらゆる数字が割り出せて多機能なポスレジは、数字がズラッと並んで難しい・・。」
「どの数字を見たら良いのかわからない・・。」
「分析の仕方自体がわからないので、宝の持ち腐れになっている・・。」
紙ペン式の分析スタイルは、そんな数字が苦手な方でも、簡単に分析がしやすいシンプルな形式にしています。
Q.5技術材料比率はどのようにして出すのですか?
仕入れた材料費だと、ストック分なども入っている為、適切ではない気がするのですが?
A.ストック分を含めて、その月に支払った材料費の金額で結構です。
本来ですと発生ベースの方が数字は正しくなりますが、入力のしやすさを考えて、支払いベースで大丈夫です。
3ヶ月スパンや、1年ベースで過剰になっていないか確認しましょう。
Q.6 1人の顧客が1ヶ月に同じ店舗内で、ヘア、マツエク、ボディ(担当者が全て異なる)の3部門を利用した場合も、カルテ1、と計算しますか?
A.はい、おっしゃる通りです。
顧客数は1になります。
Q.7スタッフの働く時間がバラバラなのですが、どう計算したら良いでしょうか?
A.こちらの場合は、時間ではなく、スタッフ人数で調整してください。
売上入力画面の【総スタッフ数】という項目に、以下のような計算方法でご入力ください。
↓↓↓
自分1人なら1、自分と同じ時間働いているスタッフがいる場合は2、勤務時間がバラバラなスタッフがいる場合は、自分の総労働時間を1とした場合に、そのスタッフが働いた1ヶ月間の時間をスタッフ数に変換して記載してください。
例えば、営業時間が9時〜18時(休憩1時間)、平均残業時間が2時間だとします。そうすると、一日の労働時間は10時間になります。
22日稼働の正社員の方は、22日×10時間=220時間。これを1人とすると、パートさんがその月に働いた時間がどのくらいに当たるか?という観点から、数字を出してみてください。
1日2時間の日もあれば、6時間の日もある、月間で合計110時間働いた、となれば、正社員の方は220時間ですので、パートさんのスタッフ数は0.5人になります。
こちらの売上管理表では毎日の実労働時間を入力する項目は設けておりませんので、総スタッフ数は、上記のように総労働時間を考慮した人数で入力してください。
※計算方法の例
正社員月間労働時間:220時間 = 1人
短時間正社員 :160時間 = 0.7人
パートタイム労働者:110時間 = 0.5人
Q.8 複合メニューの場合は、どのように入力したら良いですか?
A.例えば1人のお客様が、カット+カラー+パーマ+トリートメントを施術した場合、
カラー1
パーマ1
トリートメント1
(カットの入力は無し)
と入力してください。
※カットの項目には、カット単品のお客様だけ集計してご入力ください。
Q.9 ウィッグは材料費に含めて良いでしょうか?
A. 技術ではないので、技術材料費には含めないで計算してください。
Q.10 OEM商品を取り入れています。
商品と施術抱き合わせのメニューの場合は、技術売上でいいですか?
サロントリートメントメニュー3300円をされた場合、3300円分の商品をプレゼントしています。
A.紙ペンセミナーでは、メニューと商品は別にしましょうとお伝えしています。
それは、3,300円のメニューにシャンプーをつけた場合、利益率が非常に悪いからです。
技術料金だけで3,300円であれば、粗利9割で2,970円頂けますが、そこに商品の仕入れ代金が入ってきてしまうと、あなたの最終的な利益は減少してしまいます。
いくらのシャンプーを差し上げているのか、仕入れがいくらなのか分かりませんが…。
トリートメントという技術売上の分類ではなく、利益率的には店販扱いの分類と考えたほうが正しいでしょう。
まずは、3,300円のトリートメントメニューの、技術と店販の内訳を出してみることをお勧めいたします。
技術を安売りして店販を売るのではなく、技術も店販も、適正な価格をお客様からいただけるようにプログラムしていきましょう。
Q.11 紙ペンセミナーで習った年間会員パスポートの売上は、店販計上でしょうか?それとも技術売上でしょうか?
A.紙ペンセミナーでお伝えしている年間会員の仕組みは、技術売上を高めることに着目して作り上げています。
従って、年間パスポートの売上金額は、技術売上に計上してください。
スパにもトリートメントにも含めず、技術売上にまとめていただいてOKです。
年間パスポート販売月は、1人あたりの客単価が2,000円乗っかるので、ググッと全体の平均客単価が上がるはずですよ♪
これが、繁忙期の12月よりも閑散期の1月の方が売り上げが上がってしまう仕組みなのです^^